本記事では「男性のスキンケアにまつわる誤解5選」と題し、男性の肌が持つ特徴や、多くの人が誤解しているポイントをご紹介していく。
肌に関する正しい知識を持った上で、スキンケアの必要性を認識し、毎日のケアに取り組んでほしい。
この記事を監修した専門家~銀座アイグラッドクリニック 院長 乾 雅人~
2010年、東京大学医学部卒。同大学で初期臨床研修、外科専門研修を経て、大学院では外科学(肺移植領域)を専攻。薬液による細胞の活性化に着目し、2020年に銀座アイグラッドクリニックを開業、翌年に医療法人化。
美容皮膚科クリニック経営の傍ら、薬液の研究・開発に注力している。同時に、大学病院や保険会社、製薬会社、システム会社、データ解析会社などの医療コンサルティングも行っている。
2022年より、公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンのコミュニティ・アンバサダーを務める。
一貫して、医療の本質が何かを追求し続けている。
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【公式】銀座アイグラッドクリニック|東銀座の美容皮膚科
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男性のスキンケアにまつわる誤解5選
時には女性向け化粧品のほうが肌に合う場合もある
実は、男性向けの化粧水やスキンケア製品の使用が、肌トラブルに繋がる場合もある。
その理由として、男性向けスキンケア製品は清涼感やさっぱり感の演出のためアルコール等の揮発性成分が含まれていることがあり、これが肌トラブルの原因になることもあるので注意が必要だ。
男性用化粧水で肌トラブルが起こりがちな人は、基本的にはユニセックス向けの処方である女性向けスキンケア製品を使ってみてほしい。
また、男性用でも余計な成分を含まない処方にこだわったものをおすすめしたい。
ベタつきの原因は乳液や保湿クリームにはない
よく男性から聞かれる発言として、「乳液や保湿クリームを使うと肌がべたつく気がして嫌だ」というものがあるが、実はこれは誤解である。
男性の肌がべたつく原因は「皮脂量」の増加にあるのである。
男性は女性に比べて、皮脂量が多く、また加齢と共に油分が減少する女性と異なり、年齢を重ねても皮脂量が減少しないのである。
乳液や保湿クリームの使用に抵抗のある男性は、ついつい洗顔ばかり力を入れてしまう。
この場合、肌の水分や皮脂が落とされすぎてしまい、その後のケアは不十分なため、逆に皮脂量が増えてテカり肌に繋がってしまうのだ。
乳液等は使用後はべたつき感があっても必ず使用してほしい。
なお、乳液の機能や詳しい使い方については、下記の記事をご参照いただきたい。
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【医師監修】スキンケアの基礎!化粧水・美容液・乳液の違いと使用方法 | HANDSUM+[ハンサム]|男にも「美」を。
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実は中高年男性ではなく若者のほうが「脂ぎっている」
よく中高年男性の肌は脂ぎっていると言われがちだが、実はこれも誤りだ。
男性の皮脂腺の活動は男性ホルモンによって促されるので、思春期を迎えるころから30代にかけてが脂ぎった肌のピークだったりする。
男性の肌は脂ぎっていると同時に乾いている
前述したように男性の肌は皮脂量が多いため女性に比べてオイリーな状況にある。
この皮脂の役割は、汗と混じって膜を形成し肌の表面を覆うことで水分の蒸発を防ぐ等にある。
しかしながら、男性の肌は乾燥しがちなのである。
この理由は男性の角質層が女性に比べて面積が小さく、水分蒸発量が多く、水分量が少ないのである。(角質層は肌の外側にある層で、水分を保持する機能を持つ)
化粧をしないからダメージが少ないは間違い
よく男性から聞かれる発言として、「男は女性と違って化粧をしないから、肌の負担が少ない。だから過度なスキンケアも必要ない」というものがある。
実はこれも大きな誤りだ。
確かに化粧をしないのは事実だが、男性には肌への大きなダメージ要素がある。
まず一つ目がシェービングのダメージだ。
男性は毎朝髭を剃るが、これにより肌を傷つけてしまったり、過剰に皮脂を取りすぎてしまうこともあり要注意である。
また、二つ目として、前述した通り男性の皮膚は女性に比べて乾燥しがちであり、女性以上の保水・保湿が求められるのである。
詳しいスキンケアの方法は下記の記事をご参照いただきたい。
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【医師監修】スキンケアの基礎!化粧水・美容液・乳液の違いと使用方法 | HANDSUM+[ハンサム]|男にも「美」を。
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まとめ
いかがだっただろうか。
肌に関する正しい知識を持った上で、スキンケアの必要性を認識し、毎日のケアに取り組んでほしい。
その他、HANDSUM+では、本記事でご紹介した以外のスキンケア方法も多数ご紹介しているため、あわせてチェックいただきたい。
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スキンケア | HANDSUM+[ハンサム]|男にも「美」を。
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