本記事では、コーヒーと体臭の関係についてご紹介する。
仕事や私生活が忙しい男性読者の皆さんの中には、コーヒーは手放せないという方も多いのではないだろうか。
また、こだわりの強い方であれば、自身で豆選びから、挽き方、淹れ方までこだわっているというコーヒー好きの男性も多いだろう。
そんな多くの男性にとって、重要なポジションを確立しているコーヒーだが、実は「体臭」にも大きな影響を与えることが分かっている。
そこで本記事では、コーヒーと体臭の関係についてご紹介する。
適量のコーヒーは体臭改善に繋がる
コーヒー好きには朗報だが、適量のコーヒーは、体臭改善に繋がると言われている。
①汗や皮脂の酸化抑制
体臭は、汗または皮脂が、皮膚常在菌により分解され、酸化することで発生すると言われている。
コーヒーには、抗酸化作用を持つクロロゲン酸が含まれており、コーヒーを飲むことで、汗や皮脂の酸化を抑制してくれるのだ。
また、加齢臭の原因の一つが。加齢に伴う身体の酸化だと言われているが、コーヒーに含まれるクロロゲン酸はこうした身体の酸化も抑制してくれるようだ。
②便秘改善による老廃物の排出促進
体臭の原因の一つとして、便秘が挙げられる。
本来排出されるべき老廃物が、体内に蓄積されてしまうことで、身体はそれを汗などの形で排出してしまい、体臭に繋がることがあるのだ。
コーヒーには、腸の機能を促進するカフェインが含まれており、コーヒーを飲むことで、便秘の改善に繋がるのだ。
その結果、不要な老廃物の蓄積がなくなり、体臭改善に繋がるのだ。
過度なコーヒーの摂取は体臭悪化に繋がる
一方で、過度にコーヒーを摂取すると、逆に体臭の悪化に繋がってしまう可能性もある。
①皮脂の分泌量の増加
適量のコーヒーは、汗や皮脂の酸化を抑制し、結果として体臭を抑えてくれるのは前述の通りだが、過度にコーヒーを摂取した場合、抑制以上に皮脂が分泌されしまうようだ。
コーヒーに含まれるカフェインは、交感神経を刺激する作用があり、その結果、皮脂の分泌量が増えしまうのだ。
コーヒーの力で、汗や皮脂の酸化を抑制しても、それ以上に皮脂が分泌されてしまうため、結果として体臭が悪化してしまうのだ。
②利尿作用による水分不足
コーヒーには、利尿作用があるため、コーヒーを飲むとトイレが近くなったという経験をしたことがある方も多いだろう。
その利尿作用は、水分不足に繋がり、汗の量が減少することで、老廃物の濃度が上がり、体臭が悪化してしまうのだ。
一日3~4杯程度が適量
このように、コーヒーはどの程度の量を摂取するかで、体臭を改善する効果も、悪化する効果も兼ね備えている。
そのため、コーヒー好きの方には少々物足りなく感じるかもしれないが、適量で抑えるということが非常に重要である。
個人差はあるものの、一日3~4杯程度に抑えた方が良いだろう。