おしゃれは足元から、というのはよく言う定説だ。
カジュアルなファッションにはスニーカーが良いが、大人の足元には革靴がよく似合う。
これは30代40代になった大人の男性が得られる特権とも言えるのではないだろうか。
本格的な革靴は日々の手入れやメンテナンスが面倒だったり、何かと手間がかかるものだ。
だからこそ余裕のある大人にしか楽しめないものと言えるだろう。
今回はヨーロッパの革靴ブランドを紹介する。
きっと「これは!」というお気に入りの一足が見つかるだろう。
この記事の執筆者 ~メンズ美容メディア HANDSUM+編集部~
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イギリスの革靴ブランド
イギリスは革製品の聖地とも言われるほど、革製品を扱うブランドが多い。
英国紳士と言えば、トラディショナル(伝統的)という印象が強いように、革靴も頑丈な作りと、落ち着いた伝統的なデザインに定評が高い。
主にイギリスの靴はグッドイヤーウェルテッド製法で作られる。
グッドイヤーウェルテッド製法とは、中底に貼り付けられたテープ状のリブに、甲革、裏革、ウェルトを縫い付ける製法だ。
甲革とソールが直接縫い付けられていないので、ソールが磨り減った場合には、靴底を張り替えることができる。
これにより、一つの革靴を手入れしながら長く愛用することができる。
JOHN LOBB(ジョンロブ)
世界最高の革靴ブランドと呼ばれるのが、JOHN LOBB(ジョンロブ)だ。
「キング・オブ・シューズ」の異名を持ち、革靴愛好家なら知らない人はいない。
最高品質の皮革を使い、世界中のセレブや愛好家から高い評価を得ている。
日本市場に出回っているジョンロブは、エルメスの傘下である「ジョンロブ・パリ」のものだ。
エルメスの影響を受けていることもあり、JOHN LOBBはイギリスブランドでありながらもファッション性が高いのが特徴だ。
Edward Green(エドワード・グリーン)
Edward Green(エドワード・グリーン)もイギリスを代表する革靴ブランドとして知名度が高い。
最大の特徴は、完全に独立したブランドであるということだ。
イギリスの革靴は多くのファッションブランドの傘下にあるが、Edward Greenは創業以来独立し他ブランドを保ち、上質なドレスシューズを作り続けている。
SANDERS(サンダース)
SANDERS(サンダース)は、英国王室御用達の証として、エリザベス女王のクラウンを製品に刻印する特権を持つブランドだ。
製造される靴の約半数が、官庁向けに割り当てられるなど、ミリタリーシューズを手掛けている。
イギリス軍が式典などで着用しているのがSABDERSの革靴だ。
無骨ながらも、頑丈に作られており、手頃な価格帯で購入できるのも魅力だ。
イタリアの革靴ブランド
質実剛健なイギリス革靴ブランドに対して、イタリア革靴ブランドはデザイン性に富んでいるのが特徴的だ。
頑丈で長く仕える製品を、というよりも、トレンドを取り入れた色気のあるデザインが多い。
洗練された色使いやデザイン、マッケイ製法で作られた軽やかな履き心地など、「今」を重視した革靴を手に入れたいならイタリア製がおすすめだ。
Santoni(サントーニ)
Santoni(サントーニ)はイタリア発祥の革靴ブランドの中でも特に知名度が高い。
ドレッシーなデザインが多いが、靴のデザインによって柔軟に製法を使い分けられているのも特徴的だ。
皮革を使ったスニーカーなど、個性的なアイテムも販売されている。
F.lli Giacometti (フラテッリジャコメッティ)
イタリア北部の職人が一つ一つ手作業で作る伝統的な製法で作られるのが、F.lli Giacometti (フラテッリジャコメッティ)の革靴だ。
エレガントで上品なデザインと、極上のフィット感、そして高い耐久性を備えている。
STEFANO BEMER(ステファノ・ベーメル)
STEFANO BEMER(ステファノ・ベーメル)の創業者であるステファノ・ベーメル氏は「革の魔術師」と呼ばれるほど、その高い技術が世界的に評価された。
その技術力は、最上級の工芸品のみが展示される「DAギャラリー」に永久保存されるほど。
現在もその技術は受け継がれ、素晴らしいシューズが生み出されている。
フランスの革靴ブランド
フランスの革靴はイギリスとイタリア双方の長所を併せ持っているブランドが多い。
製法にこだわらず、ブランドによって強い個性があり、華やかでデザイン性が高いモデルが多く発売されている。
Berluti(ベルルッティ)
Berluti(ベルルッティ)の最大の特徴はBerlutiのみが使用を許されているヴェネチアンレザーを用いて作られているという点だ。
このヴェネチアンレザーは、Berlutiが独占的に使用している門外不出の素材だ。
水に弱く、傷つきやすく、取り扱いが面倒なBerlutiの革靴だが、非常に人気の高いブランドでもある。
それはBerlutiが作る革靴が繊細で芸術品のように美しいものが多いからだ。
美しさを維持するためにかかるメンテナンスの時間を織り込んで購入しよう。
J.M.WESTON(J.M.ウェストン)
J.M.WESTON(J.M.ウェストン)が日本人に人気が高いのは、サイズの展開が豊富で足に馴染みやすいというのが挙げられるだろう。
足の横幅が広めの人でも自分の足に合ったものを無理なく見つけられる。
J.M.WESTONの革靴は「ジャーナリストシューズ」とも呼ばれており、ビジネスシーンで長時間歩行しても疲れにくい。
AUBERCY(オーベルシー)
AUBERCY(オーベルシー)は、イタリア、フランス、イギリスの良さを見事に融合させたブランドだ。
創業者がフランスで創業し、イギリスで靴作りを学び、生産工場をイタリアに移したという経緯から、現在は3カ国のスタイルが混ざった独自のスタイルを作り出している。
まとめ
いかがだっただろうか。
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