ハイキューは2012年に週刊少年ジャンプで連載スタートした漫画だ。
低身長の主人公が、周りの選手たちと協力しながら全国を目指していくストーリーは多くの読者を獲得した。
2020年に惜しまれつつも連載を終了したが、今なおハイキューが好きだという読者は多い。
ハイキューといえば登場人物たちの熱い言葉で人気になった漫画でもある。
今回はその中から名言を10個紹介していく。
ハイキューに学ぶ!男を磨く名言10選
「負けたくないことに理由っている?」
主人公である日向翔陽が練習試合前に発した名言だ。
あくまで練習試合なので負けてもいいが、日向はあらゆる試合に勝たなければ気が済まない。
なぜ負けたくないのか、と問われた時に出た言葉がこれである。
理由なんて必要がないほどに負けず嫌いでいてこそ、勝負に勝てるのであろう。
「『諦めない』って口で言う程簡単な事じゃねぇよ」
日向のライバルにして戦友である影山は、中学時代に日向と戦ったことがある。
弱くても諦めない、と口にする日向に対して影山が発した名言がこれだ。
諦めないと口にするのは簡単だが、実力が伴わなければ意味がない。
その現実を突きつける鋭い名言といえよう。
「自分で言うのはともかく、他人に“無理”って言われると腹立つよね」
日向のチームメイトである月島はクールなキャラとして人気だ。
しかし、そんなクールな月島が珍しく感情をむき出しにしたシーンがある。
相手のエースを見て止められるかどうかと分析していた月島に、日向が「お前が無理なら俺が止める」と言った。
その際に出たのがこの名言だ。
誰かに無理だ、と言われたときに反発できる気概は持っていたいものである。
「でも壁にブチ当たった時はそれを越えるチャンスだ」
烏野高校のキャプテンである澤村は頼りになる先輩として描かれている。
そんな澤村が初試合の前に言ったのがこの名言だ。
誰しも壁にふさがれることはある。
しかしながら、そこでどんな心持ちでいられるかでその後の人生が大きく左右されることになるだろう。
「何度壁にブチ当たろうとも打て打てトスが上がる限り!」
3年生の東峰は強面であるが、心根は優しいキャラクターだ。
一方で、過去に自分の力が及ばなかったせいで負けたことを引きずっている。
そんな東峰がリベンジを期した試合で発した名言がこれだ。
どんな壁であろうと何度も挑戦すればいつかきっと乗り越えられる日は来る。
そんな気持ちでいることの大切さを教えてくれる言葉だ。
「打ってみなきゃわかんねえだろうが! 次は決まるかもしれないじゃねーか!」
東峰に発破をかけたのがリベロを務める西谷だ。
主人公同様に低身長であるが、頼りになる守備の要としてどの試合でも獅子奮迅の活躍をする選手である。
メンタルの弱い東峰に対して、それでも信頼し続けてトスを上げ続ける西谷の姿に感銘を受けたファンは多い。
誰かを励ます時に心に置いておきたい名言といえるだろう。
「ところで平凡な俺よ 下を向いている暇はあるのか」
2年生の田中は強靭なメンタルを武器として戦う選手である。
特別才能に秀でているわけではない選手だが、努力とメンタルの強さでスタメンを勝ち取った田中にはファンも多い。
そんな田中が試合中に発した名言がこれだ。
自分のミスで劣勢に陥って自分の才能のなさを痛感する田中だが決して落ち込みはしない。
突出して輝く才能がなかろうと現状できるベストを尽くしてこそ結果は出るのだ。
「“俺の仲間”はちゃんと強いよ」
普段はベンチで試合を見守ることも多いが、いざコートに立ったらしっかりと仕事をするキャラとして描かれるのが菅原だ。
インターハイで不調に陥った影山に代わってコートに立った菅原は、監督に命じられた仕事をしっかりとこなす。
それでいて影山に対するフォローも忘れない。
今回はたまたま不調に陥っただけだ、しっかりと実力を出せれば君は強い、と励ましに心打たれない人はいないだろう。
「絶対勝てない勝負は無ぇし絶対勝てる勝負も無ぇよ」
烏野高校の元監督である烏養一繋は引退した後もなお試合に駆けつけるほど母校愛に満ちた人物だ。
そんな一繋は今年こそ烏野高校が優勝するのでは、という声を耳にしてこの言葉を放った。
いかに優勝候補であろうと油断していたら実力は出せない。
普段から努力を続けて、本番でも油断しないからこそ良い結果は待っている。
私たちも普段からこのような心掛けをしたいところだ。
「何かを始めるのに“揺るぎない意志”とか“崇高な動機”なんて無くていい」
バレー部のマネージャーを務める清水が放った名言である。
バレー部に入るかどうか悩んでいた谷内に対して、清水は理由などどうでもいいから入りたいという気持ちを大切にするのが良い、と諭した。
何かをやろうと思う時に理由や動機付けを気にする人は多い。
しかしながら大切なのは「何かをやろう」と思ってみる気持ちだ。
まとめ
ハイキューはバレーボール漫画として異例の人気を誇った。
ハイキューを読んでバレーボール部に入ったという学生も多い。
彼らがなぜハイキューに魅せられたのか、といえばやはり今回紹介したような名言があるからこそだろう。