本記事では、メンズにもおすすめの「フレデリック マル」のオータムフレグランス(秋におすすめの香水)をご紹介する。
男性の皆さんは、「フレデリック マル」をご存知だろうか。
「フレデリック マル」は、2000年にフランスで生まれたパルファム ブランドだ。
アーティストや調香師、実業家が名を連ねるフランスの名家に生まれたフレデリック・マルが、香りそのものに焦点を当て、「エディション ドゥ パルファム(香りの出版社)」を掲げて立ち上げられた。
そんなコンセプトのもと、フレデリック マル自身が編集者として、調香師たちの限界を取り払い、彼らを更なる嗅覚の領域へと導くことで、調香師自身の名を冠した、この世に2つとないユニークな香りの芸術作品を生み出し続けている。
本記事では、そんな「フレデリック マル」の中から、メンズにもおすすめのオータムフレグランスをご紹介する。
メンズにもおすすめの「フレデリック マル」のオータムフレグランス
ローズ & キュイール
まずご紹介する製品は、「ローズ & キュイール」だ。
ジャン=クロード・エレナによる調香がなされており、香調はウッディ フローラルである。
この香りは、南仏を吹き抜ける、乾いたミストラルの力強い地方風にインスパイアされた香りだ。
極めてシンプルな処方設計で、非常に明快かつ端的に描きつつも、複雑な奥行きを感じさせる美しきコンポジションはジャン=クロード・エレナの真骨頂と言われている。
彼は、この新たな‘ローズ’を実現するために、ローズそのものは採用しなかった。
代わりに、自ら拘りを持って開発を実現させた新たな素材であるブルボン ゼラニウムやティムット ペッパーを用いて描いた明るく軽やかなローズノートに、相反する癖のあるレザーノート、ベチバーやシダーを加えることで、力強さと穏やかさを湛えた、彼独自の‘ローズ’を完成させたのだ。
フローラル系の香水がお好きな方で、オーソドックスではないローズの香りを試してみたい方におすすめだ。
- 内容量:100ml
- 価格:36,000円(税抜)
アンジェリーク スー ラ プリュイ
次にご紹介する製品は、「アンジェリーク スー ラ プリュイ」だ。
こちらもジャン=クロード・エレナによる調香がなされているが、香調はスパイシー フレッシュである。
細やかに音を奏でる室内楽のような、このジャン=クロード・エレナの作品は、雨上がりに摘まれたアンジェリカの花束が放つ、つかの間の薫りにインスパイアされて創られた。
一見するとシンプルな「アンジェリーク スー ラ プリュイ」は、纏う者の肌に見事に馴染んでくれる。
スパイシーで活気に満ちたアンジェリカルーツ、ジュニパーベリー、ピンクペッパー、コリアンダーのコンポジションが、ムスクとシダーウッドのベッドに寝そべり、柔らかく抱きしめるように香り立つ。
つけてすぐはスパイシーな香りの印象が強いが、少し経つと、大人っぽい香りに変化してくれる。
上品で大人っぽい雰囲気をまといたいときにおすすめだ。
- 内容量:100ml
- 価格:26,000円(税抜)
ダン テ ブラ
次にご紹介する製品は、「ダン テ ブラ」だ。
モーリス・ルーセルによる調香がなされており、香調はウッディ ムスキー フローラルである。
フレデリック・マルが、モーリス・ルーセルと共に、センシュアルでありつつも、より慎ましやかな新たなパルファムを創りたいと考えたことがきっかけとなった。
大量のカシュメラン、サンダルウッド、ムスク、パチュリで形づくられるノートは、サリシレイト、インセンスで補強され、ヘリオトロープで柔らかさを含みながら、バイオレットのアコードで輝きを増す。
どこかディープで甘さのある、温かな肌を連想させてくれる。
センシャスで私的であり、また高貴さもまとったこの香りは、パルファムの真髄と言えるような香りだ。
- 内容量:100ml
- 価格:30,000円(税抜)
フレンチ ラバー
次にご紹介する製品は、「フレンチ ラバー」だ。
ピエール・ブルドンによる調香がなされており、香調はウッディ アンバー グリーンである。
非常に難しいアンジェリカというテーマに取り組んだメンズ クラシックの真髄だ。
パチュリ、インセンス、ツリーモス、シダーが纏う人の肌に馴染み、スキンエンハンサーとして香り立つ。
そして、この上品なベースノートは、圧倒的なアンジェリカ、ガルバナム、ピメントの存在感を支えるように寄り添っている。
非常にドラマティックで、さながらワーグナー作品のようにエレガントで男性的な精悍さに満ちている。
クラシカルなウッディの王道のような香りであるため、万人受けするはずだ。
ウッディ系香水の初心者にもおすすめできる。
- 内容量:100ml
- 価格:30,000円(税抜)
ノワール エピス
次にご紹介する製品は、「ノワール エピス」だ。
ミッシェル・ルドニツカによる調香がなされており、香調はスパイシー ウッディである。
本製品の香りは、時折り曖昧さを表現する。
抑えたバニラをスパイシーなノートで包み込み、エキゾチックで謎めいた旅を示唆するのだ。
ナツメグ、シナモン、クローブ、そしてペッパーがふんだんに詰められており、また、ゼラニウムと共に、サンダルウッド、パチュリのウッディノートで仕上げられている。
この、シプレにも近しいウッディオリエンタルの香りは、エレガントなセンシュアリティーを体現し、決していやらしさを感じさせることはないだろう。
バニラ、スパイシー、ウッディ、オリエンタルと、複雑な香り同士が交じり合ったさらに複雑な香りであるため、上級者向けの香水と言えよう。
- 内容量:100ml
- 価格:36,000円(税抜)
ドリス ヴァン ノッテン
次にご紹介する製品は、「ドリス ヴァン ノッテン」だ。
ブルーノ・ジョヴァノヴィックによる調香がなされており、香調はソフト ウッディ オリエンタルである。
本製品は、フレデリック・マルが敬愛する人物の世界観を、香りで表現するという新たなコレクションのパルファムとして誕生した。
このベルギー出身の偉大なデザイナーが持つスタイルを描くために選ばれたのは、柔らかさとエキゾチシズムを持ち、伝統的なフレンチ パルファムの礎でもある、天然のサンダルウッドであった。
この非常に簡潔なコンポジションは、非常に表情豊かな希少原料を用いて処方され、さながらデザイナー本人の仕事に通じるものがある。
ウッディ系×オリエンタル系の香りが中心となっている製品であるため、万人受けするシトラス系の香水とは異なり、上級者向けの香水と言えよう。
- 内容量:100ml
- 価格:36,000円(税抜)
まとめ
いかがだっただろうか。
気になった製品があれば、ぜひ手に取っていただきたい。
- フレデリック マル 公式サイト:https://www.fredericmalle.com/jp
- フレデリック マル お客様相談室:0570-003-770
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