一流の人間には、一流である理由がある。彼らは多くの人を魅了し、老若男女問わず惹きつける。
是非とも彼らの思考から魅力的な人間になるためのヒントを探したい。
本記事では、一流の人間の思考を学ぶべく、野球界のレジェンドであるイチローの名言をご紹介する。
そもそもイチローとは?
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イチローは、日本人であれば、誰でも知っているといっても過言ではないプロ野球選手である。
1991年のプロ野球ドラフト会議において、当時の「オリックス ブルーウェーブ」からドラフト4位で指名され、入団。以降、日本のプロ野球の歴史の中で、初めて年間200本安打を達成し、7年連続で首位打者のタイトルを取得。
2000年には、ポスティングシステムにより、メジャーリーグ球団の「シアトル マリナーズ」へ移籍した。メジャーリーグ移籍後においても、年間安打数でメジャーリーグ記録を抜き去るなど、輝かしすぎる成績を残し続けてきた。
昨今は、歴史的に停滞したMLBのFA市場の中に取り残され、世界中からその去就に注目が集まっていたが、結果として、古巣「シアトル マリナーズ」へ移籍した。
そして、2019年3月、東京ドームでのメジャーリーグ開幕カードへの出場をもって、現役を引退した。
イチローに学ぶ!男を磨く名言10選を一挙公開!
「打てない時期にこそ、勇気を持ってなるべくバットから離れるべき。勇気を持ってバットから離れないと、もっと怖くなるときがある。そういう時期にどうやって気分転換をするかは、すごく大事。」
これは学生でも社会人でも皆が日々を生活するうえで、感じることのひとつではないだろうか。
うまくいかないときは誰にでもあるが、このときにどう気分転換するかは確かに重要だ。
ダメなときに悪あがきしても、うまくいかない。
勇気を持ってその物事から一旦離れることも必要だ。
「自分が全く予想しない球が来たときにどう対応するか。それが大事。試合では打ちたい球は来ない。好きな球を待っていたのでは終わってしまう。」
人生においても、急にトラブルが起きてしまい、どう対処したらいいのかわからなくなってしまうことがある。
しかし、予想しないトラブルが起きてしまったときにどう対応するのかでその後が変わる。
あらゆる角度から物事を見て、自分の得意ではないことがあってもどう挑むか考えておくのも人生では大切だ。
「今自分がやっていることが好きであるかどうか。それさえあれば自分を磨こうとするし、常に前に進もうとする自分がいるはず。」
なんとなく人にやれと言われていることや、好きではないのに無理にやって不平不満を言っている人もいるのではないだろうか。
まずは人生においても好きなことを見つけるところから始めよう。
自分の意思で見つけた好きなことは、困難があっても諦めず乗り越えたいと考えるはずだ。
「逆風は嫌いではなく、ありがたい。どんなことも、逆風がなければ次のステップにいけないから。」
自分が思ったように事が進んでいるときは問題ないが、逆風が吹くと嫌になってしまうこともある。
しかし、人が成長するときには逆風が重要な役割を果たす。
これまでにない考えや名案も生み、今後同じようなことが起きたときにもなんなく乗り越えられる。
仕事でもプライベートでもうまくいかないときは、ピンチはチャンスだと認識して乗り越えよう。
「苦しみを背負いながら、毎日小さなことを積み重ねて、記録を達成した。苦しいけれど、同時にドキドキ、ワクワクしながら挑戦することが勝負の世界の醍醐味。」
人に認められるような記録を出すというのは、イチローでさえも簡単なことではない。
我々にはそんなに苦労しないで成績を残しているように見えるが、苦しみを背負いコツコツ努力しての結果なのだ。
目標を達成するのは、苦しいけれども毎日の積み重ねが物を言う。
イチローのようにドキドキワクワクもしながら乗り越えよう。
「自分がわからないことに遭遇するときや、知らないことに出会ったときに、「お、自分はまだまだいける」と思う。」
人と話しているときや会社などで、自分がわからないことがあったときにどう思うのかにもつながる。
知らないことを恥だと思ってしまうのか、自分はまだまだいけると思うのか。
全部世の中のことも未来のことも知っている人間なんてほとんどいない。
わからないことや知らないことに出会ったときには、新しい知識を身につけて成長していこう。
「自分の器が広がっているとは感じていない。自分の能力をどれくらい発揮できるかが変わったと思っている。」
結果を出せるように能力を発揮できるか、イチローがよく考え研究してきた様を感じ取れる。
能力があっても、発揮できなければ会社などでも活躍できない。
どうしたらコンディションやパフォーマンス性を上げられるのかを常に考え、地道に努力していくことが大切ではないだろうか。
できる男になりたければ、能力を発揮できる努力が必要だ。
「手抜きをして存在できるものが成立することがおかしい。」
何か結果出している人を見て、天才だからできるんだと思うのはナンセンス。
天才で努力もせず、手抜きをしながら上手にやって、結果を出しているのではないのだ。
才能だけでなく、コツコツと毎日努力をしているからこそ大きな結果が生まれている。
楽をして良い思いをすることは成立しない。
手抜きをせず目標に向かって努力をすることが、達成への近道だ。
「打率ではなく、ヒットを1本増やしたいとポジティブに考える。そう思っていれば打席に立つのが楽しみになる。」
成績でもトップに立ちたい、会社の中でもトップの営業マンになりたいなど、結果を求めてしまいがちだ。
しかし、数字ばかりを追ってしまうと、気持ちもピリピリしてしまい、楽しめない毎日となってしまう。
そうではなく、1人でもお客さんのためになりたい、勉強して海外で様々な人と話したいなど、ポジティブな考えにすると仕事も勉強も楽しくなる。
「憧れを持ちすぎて、自分の可能性を潰してしまう人はたくさんいます。自分の持っている能力を活かすことができれば、可能性は広がると思います。」
皆がうらやむような大企業に勤めることや有名大学に進むことが自分にとって最善だとは限らない。
本当は得意ではないことに憧れを持つよりも、本当に自分がしたいことをしよう。
それぞれ得意なものは人間が違うからこそ、自分の持っている能力をまず見直す。
そして、能力を活かせる仕事や場所を見つければ、やりがいもあり可能性も広がる。
まとめ
イチローは天才でそんなに努力しなくても力を発揮しているように見えてしまうが、実は大変な努力をしている。
名言は我々にも当てはまることが多いため、毎日の生活に活かしていこう。